2021/03/24印材の選び方②

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前回は、定番人気の印材について紹介しました。今回は、近年加工技術や彫刻技術の発展により登場した新印材についてです。

楓材…楓（メイプル）の木を特殊加工した印材です。強度の高さと縞模様の美しさが特徴です。また素材に樹脂を混ぜて固める特殊加工によって歪みや変形にも非常に強いです。日常使いからビジネス用としてもお勧めです。

樺材…寒冷地を中心に生産される樺材を特殊加工した印材です。圧縮加工された印材ですので、硬度に優れ、押した後の印影がキレイに映ります。また、環境負荷の低い原料を使用していることから、エコに配慮した印材として注目されています。

杉材…日本国内で生産される杉材を加工した印材です。節の少ない杉を加工した印材なので、緻密な木目や年輪模様が美しい印材です。また、樺材などと同様、特殊加工されていますので、強度、捺印性も抜群です。

チタン材…近年の彫刻技術の発展により、取り扱いが始まった印材です。一般的なチタン合金ではなく、純度の高いチタンを使うことで錆、変形に非常に強いことが特徴の印材で、半永久的に使える耐久性を誇ります。また、捺印性も大変良く、押した後の印影もキレイに映ることも特徴です。このように、チタン材は現在では象牙に並ぶ高級印材の地位を得ています。
半面、重量があるという特徴も併せ持っていますので、日常使いの認印等よりも個人実印や法人実印のような重要な場面で使う印鑑に向いています。

以上が新印材と呼ばれる印材の特徴です。今後も印材が増え次第ご紹介していきます。ぜひご購入の参考にしていただければ幸いです。

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